性悪説で人事を決めた企業の成れの果て

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ワーク・ルールズをご存知ですか?

最近、話題になっているワーク・ルールズと言う本をご存知でしょうか。

グーグルの人事トップであるラズロ・ボックさんがグーグルの働き方や人事、採用を語って大人気の本になっています。

LIXILは、人事全員にこの本を配ったそうです。日本の人事制度は古いままで変えない会社が多い中で、LIXILは頑張っていますね。

会社を良くしたいなら、人事制度改革が最優先だと思います。だけど日本企業は変わらないでしょう。昭和なおじさんしかいませんからね。

今回は、ワークルールズの真逆。つまり、ワークルールズを実践できないずぶずぶな日本企業の特徴について書きたいと思います。

性悪説人事を続ける日本企業の特徴

わたしが目の当たりにしているダメな日本企業は、基本的に性悪説で人事を決める特長があります。いわゆる社員のアラ探しをすることで、社員の優劣を付けるということです。

そりゃあ、会社が伸びるわけないと思います。そもそも良いところなんて、見ようともしてませんから。

不確定要素を異常に怖がる

性悪説を採用し、社員のアラ探しによって社員の優劣を決める会社の特徴としては、社員が不確定要素を怖がります。具体的に言うと、社員が新しいことをしないのです。新たなビジネスチャンスだろうが関係ありません。既定路線でないことは拒絶する癖がつきます。

一つ質問ですが、新しい仕事と、既定路線の仕事、こなすのであればどちらの仕事がミスが少ないでしょうか?もちろん既定路線ですね。性悪説で人事を決める会社では、皆規定路線の仕事を好みます。既定路線のビジネスをミスなくこなすことが最良の仕事となるわけです。

つまり、新しいことは悪なのです。

新しいことをしなくなる

わしのせいじゃない!!

こうして、ダメな日本企業は、ミスを恐れるおじさんを量産します。結果、超消極的おやじ集団が完成します。

仕事をせずに手柄だけ持っていこうとするおじさんだけの職場の完成です。日本企業の大半はこんな感じだと思います。

超消極的職場では何が起こるのか

さらに具体的にいうと、超消極的職場では下記のようなことが起こります。

  • 誰も手を挙げない
  • ミスを他人のせいにする
  • チェックマンが偉そうにしている。

誰も手を挙げない

新しいことはだれもやりません。新しいことに失敗はつきものですから。その代わり、手柄だけをかっさらおうとします。新規ビジネスに立候補する人間がゼロになります(笑)

ミスを他人になすりつけ

仕事のミスは命がけで他人に擦り付けます。結果職場の雰囲気は最悪です。さらにめんど臭い仕事は、部下や後輩になすりつけます。失敗の種は受けないというわけです。

チェックする人間が一番偉くなる。

そして、末期症状として、社内の人間をチェックする人が偉くなったりします。何もしていないやつが、『俺がいたから社員のミスが減った』などと言い始め、偉くなったりします。

こうなったらその会社は終わりです。転職活動や副業に力を入れると良いでしょう。

末期症状の番外編としては、お客様よりも社内が偉くなったりもします。お客のアポイントよりも社内ミーティングを優先したりします。

自分の会社がこうなっていないか、一度考ええてみると面白いです。

結論!会社は人事制度できまる!

私は、会社は人事制度がすべてだと思います。会社なんて所詮、人が集まったところ。大人がたくさん集まって重要なことは、給料や出世の優劣を決めるルールです。このルールがうまくハマっている会社は成長するでしょう。

ぜひ、世界NO1のGoogleの人事制度なんかも、この本で参考にしてみてください。

 

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