Yahoo!の週休3日制から考える人口減少問題

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Yahoo!が週休3日制を打ち出した件

最近気になったニュースの1つとして、インターネット大手のYahoo!が、家族の介護や小学生以下の子供を持つ家庭で、希望を出せば週休3日制で働くことができると言う人事制度を打ち出しました。

土日と+ αでもう1日休むことになるのですが、純粋に給料としては減るようです。でも私はこれはとても良い制度だと思います。

家族の介護は誰にでも起こりうる問題

最近はすっかり核家族化が進み、おじいちゃんおばあちゃんと同居しているご家庭は少なくなってきたと思います。

ですがそこで大きな問題になるのが家族の介護です。核家族で暮らしていたとしても、両親が高齢化する問題が避けられるわけではありません。ある日突然怪我をしたり、体力の低下から炊事洗濯ができなくなると言う大きな問題にぶち当たります。これは人間誰にでも起こる問題なのです。

介護の問題は、実は会社経営者にとってものすごい大敵です。

どんなに優秀な社員でも、介護の問題にぶつかれば、一瞬で会社をやめてしまう理由になるからです。

優秀な人だろうと、自分の親が苦しんでいたら助けに行きます。そして、優秀な人は大概、会社を辞めても食っていけるのです。

介護しながら働けるYahoo!は素晴らしい

働きやすい!

私はこのYahoo!の新しい人事制度のニュースを見て、Yahoo!という企業をすばらしいと思いました。

私自身が、両親の看病や介護でずっとモヤモヤしていた真っ最中だったので、うらやましいとすら思いました。

介護で親を大切にしたいという社員の気持ちを大切にし、会社の制度を変えたのです。よく考えている会社だなと思いました。

介護で会社を辞める人が増えている

あまり考えたくは無いですが、両親が万が一痴呆症になってしまったりすると、1人で生活させておくわけにはいきません。

うちの奥さんはとても優しいので、私の両親の介護にも協力してくれると思いますが、モノには限度があります。私の両親の面倒を、嫁さん1人だけに負わすわけにはいきません。

すると必然的に、私自身も不本意ではありながら会社を辞めることを検討しなければならない時が来ると考えています。

Yahoo!は、こうした誰にでも起こりうる高齢化の問題に対して真正面から向き合い、先手を打って対策したのです。

優秀な人をやめさせないYahoo!は先進的

ただでさえ労働人口が減っていて、優秀な人材を確保するのが難しい時代に、まずは優秀な人材の流出を防ぐと言う一手を打ったのはすばらしいと思いました。

今後は先進的な企業で、こういった柔軟な人事制度は増えてくると思います。就職活動や、転職活動において、企業選ぶ1つの基準として、こういった働きやすさがあるか無いかは重要な指標になると思います。

私の会社でも、こういった介護や子育てに関する柔軟な人事制度が出てくることを祈りますが、でてこなければ追い詰められて止める必要が出てくるかもしれません。そうなった時は一旦止めて介護に専念し、復職するとしたらこういった理解のある会社に勤めたいと思いました。

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